外用薬と種類

外用薬というのは主に身体の外の怪我や傷を治すものを指します。
また、筋肉の疲労などを治す塗布剤なども外用薬になるので、その点はしっかり把握しておきましょう。

外用薬の概要

薬剤と聞くと、どうしても内服薬を思い浮かべる方が多いですが、実際にはこの外用薬を利用している方も非常に多いです。
また、内服薬よりも外用薬の方が多種多様で様々なシーンで利用されています。

ここからは外用薬について概要と薬の種類を説明していきます。
まず外用薬の概要ですが、これらは主に身体の外から利用するものと思っていただければ良いです。

概要としては内服薬や注射薬を除いたもので、身体に直接使うものを外用薬として総称されています。
身体に不調を感じたときはこの外用薬で治していくことが出来るので、どのような種類があるのか把握しておくと、自分が困ったときにうまく利用していくことが出来ます。

また内服薬と同じで、長期保存できるものも多く、常に家に常備しておくこともできるので、その点についても知っておきましょう。
まずはどのようなものがあるのかについて知らなくては何もできないので、次の項目から種類について簡単に説明していきます。

では、具体的にどういったものが外用薬にあるのでしょうか。

外用薬の種類

外用薬で一番知られているのが外皮用薬だと思います。
皮膚の炎症や発疹、痒みや傷などに利用することができ、治療したい部分に直接塗っていくことで効果を得られます。
主にこれに分類されるのが塗布剤や貼付剤、スプレー剤であり、それらを用いて身体の外側を治していくことが出来ます。

塗布剤は一般的に塗り薬と呼ばれるもので様々な種類があります。
主な種類としてはクリーム剤や軟膏剤、液剤、ゲル剤、ローション剤、チック剤などがあります。
それぞれの用途があるので、どれを使うかは医師の指示に従うのが良く、市販のものを使い場合も薬剤師の方に相談したり、店員の方に聞いてみるのが良いです。

それぞれの症状にあったものを使わないと、傷や炎症が治らない場合もあるので、状況に応じて利用していくことにしましょう。

ほかの種類としては貼付剤があります。
これは一般的に湿布などを思い浮かべる方が多いと思います。
パップ剤やプラスター剤、テープ剤、パッチ剤などがあります。

直に肌に貼るものなので、被れてしまう方がいます。
その点に関してはしっかり使用上の注意を良く読みましょう。

ほかにはエアゾール剤があります。
これは一般的にスプレー剤と言われ、身体に直接吹きかけたり、外から体内に取り込む者などが多いです。

主に点眼薬や点鼻薬、口腔薬、点耳薬、吸入薬、座薬などがメジャーとなっています。
外用薬はそれぞれによって使い方が違ってくるので使用上の注意を良く読んで使用するようにしましょう。