ドラッグストア業界で働く

これからのドラッグストアでの働き方

法改正により、2025年までに全ての薬局やドラッグストアにて、「かかりつけ薬剤師」「かかりつけ薬局」を目指すこととなった為に、一般のドラッグストアでも薬剤師の求人募集が増加傾向にあります。
ここ数年でドラッグストア業界は大きく飛躍していますし、これからも市場規模はますます大きくなっていくと予想されます。

これまでは、ドラッグストア業界での仕事として、OTC医薬品の販売・薬の使用についてのアドバイス等に従事していることを主にしていた薬剤師ですが、これから求められる働き方は変化していく可能性があります。
その理由には、ドラッグストアが「コンビニ化」していることがあります。

医薬品のみならず、ドラッグストアのコンビニ可は、ドラッグストア市場が頭打ちになっている背景があり、売上を伸ばす為にはコンビニ化せざるを得ないということがあるようです。
食料品、お菓子、冷凍食品、飲料品、オリジナルの弁当を販売しているところもあり、今後もそのようなコンビニ化は進んでいくことでしょう。

つまり、ドラッグストア業界で働くには、薬剤師であっても、OTC販売やそれに伴いう仕事だけではなく、コンビニの店員のような要素も増えてくるという可能性が高ってきます。
もちろん、仕事の種類が増えればお客さんとの接点も増えますので、忙しくなることもありますが、直接薬の効果を見ることができますし、お客さんからのレスポンスがあれば、薬剤師としての達成感や大きなやりがいを感じることができます。
時代と共に変化するドラッグストアでの薬剤師の働き方は、お客さんとのコミュニケーションのあり方も変化していくということが言えるでしょう。

ドラッグストアでの仕事内容

ドラッグストアでの薬剤師の仕事とは、単純作業もあれば、専門的な知識が必要なものまで多岐に渡ります。
基本的には、ドラッグストアでも薬剤師のメインの仕事は調剤業務となります。
主なものに、医薬品の販売と、お客さんのニーズに合わせて商品のアドバイスを行ったり、処方箋に基づいた調剤業務、他にもレジ業務、品出し、受発注業務等があります。

調剤薬局が併設されているドラッグストアでは、処方箋の調剤業務以外に、おくすり手帳を見て、薬やサプリメントの組み合わせを確認したり、薬に関するアドバイスやカウンセリングを行います。
病院で勤務するよりも接客が多くなりますので、接客が好きだという人には楽しみとやりがいが大きい仕事になることでしょう。
様々な人が来店しますので、コミュニケーション能力が向上し、対応力や判断力も鍛えられます。

職場での役職が上がればマネジメント業務や店舗統括まで任されるケースもありますので、仕事の幅が広がり、好待遇で働くことができる職業となります。