東邦大学

大学について

東邦大学は1925年に設置された私立大学です。
総合大学ですが自然科学や生命科学系の大学となり、女子学生の割合が高い大学です。
また、全学生の75%が勉強する習志野キャンパスには、大学の付属病院やクリニックがあり、これらの設備や施設を生かすために医学、看護学や薬学の教育が行われている大学です。

東邦大学薬学部は、6年制薬学教育を行っており薬の専門家として活躍できる人材を育成しています。
授業はクラス単位で行われており薬学部には現在1460名の学生が在籍しています。
男女比率では6割以上を女子が占めており、多くの女性が薬剤師を目指すために薬学部で勉強している大学です。

東邦大学薬学部の教育カリキュラムについては年次ごとにカリキュラムが計画されています。
1年次では教養科目以外にも基礎的な薬学の勉強が含まれたカリキュラムです。
2年次になると基礎的な勉強に加えて応用的な勉強が増えていきバランスよく学ぶカリキュラムです。

3年次になると教養科目よりも医療薬学を勉強することになります。
そのため医療薬学の基礎と応用分野を学ぶカリキュラムです。
4年次のカリキュラムでは医療薬学を中心に勉強しますが卒業研究を始める年次にもなり薬剤師国家試験に必要な勉強が中心となります。
また、4年次に実施される共用試験に合格しなければ5年次に行う病院実習や薬局実習をを得ることができないです。

5年次のカリキュラムでは、共通試験に合格した後行う実務実習を中心に行うカリキュラムです。
6年次のカリキュラムでは、卒業研究や臨床薬学を中心に勉強しますが、薬剤師国家試験の受験勉強も同時に行うことになります。
また、6年次で卒業し就職する場合と博士課程に進学する選択が行われます。

東邦大学薬学部の入試に関しては、2015年の合格者数は全体で548人となっており倍率は3.8倍です。
一般入試による合格者数が圧倒的に多いのですが倍率は4.4倍と平均を上回っています。
また、大学には卒業留年率を表す数字がありますが、東邦大学薬学部に関してこの卒業留年率が近年増加している傾向にあります。
それだけ日々の勉強は難しい内容だと考えることができる大学です。

国家試験について

東邦大学薬学部の第100回薬剤師国家試験については受験者数が299人で合格者数が249人となっており合格率は83.28%です。
平均合格率よりも高い合格率となっております。
私立大学の中でも合格率は上位となっており薬剤師国家試験に合格しやすい大学です。

東邦大学は、私立の大学になり偏差値は56ですが薬剤師国家試験の合格率が高く、私立大学の中でも合格しやすい大学に該当します。
また、私立大学の中には、入学当初薬剤師国家試験に合格できる人を合格させる傾向があります。
そのため留年をせずに進級することで早く薬剤師国家試験の合格を得ることができるといえます。