金沢大学

大学の特徴

金沢大学は1949年に設置された旧六医科大学1つとなっており、日本海側を代表する大学です。
今では3学域16学類5研究科を設置しています。

金沢大学は1969年に新制大学として誕生しましたが、その歴史は大変古く大学創立は1862年で本部所在地は金沢市角間町にあり、学部のキャンパスは金沢市にあります。
2008年から組織編成を行い現在の構成になっており、薬剤師の国家試験に受験できる薬学は、医薬保険学域の薬学類の6年制に入学です。

金沢大学の入試では、薬学類・創薬科薬学類を受験することになり昨年度の受験者数は全入試で191人で合格者数が78人です。
この入試試験に合格することで薬学の勉強をスタートさせることができます。

教育課程について

金沢大学の薬剤師に関係する勉強では、入学試験を行い75名前後が勉強をスタートさせて3年と半年経過するまで共通教育科目や専門基礎および専門科目を勉強します。
この時点までは薬剤師の試験を受けるための学部に進級できるかはわからない状態です。
大学に入学後3年後期になると本人の希望や成績等により薬学類または創薬科学類に別れることになります。

創薬科学類に進むと創薬科学類の専門科目を勉強し4年で卒業するか大学院に進学するか岐路にたち選択することになります。
大学院に進学した場合には博士課程を経て就職しますが薬剤師の国家試験の受験資格を得ることができないです。

薬学類を選択した場合には教養試験の後、薬剤師のための実務実習や課題研究を勉強することになる教育課程です。
その後6年の時に薬剤師国家試験の受験資格を取得し薬剤師の国家試験に合格し就職するか、進学をし大学院で博士課程を勉強するか選択します。
薬学類では薬学類専門科目を勉強し薬剤師のための勉強を中心に行うことになるので、必然的に薬剤師国家試験を受験することになります。
また、創薬科学類では大学院に進学する割合が95%と高い割合を占めていますが薬学類の場合には反対に就職する割合は91%となっており高い割合です。

国家試験について

金沢大学の薬学類に進学した場合には薬剤師国家試験を受験することになります。
金沢大学での薬剤師国家試験の合格率は、平成26年度は、35人受験しており合格者数は33人と合格率94.3%となっており高い合格率を維持しています。
ここ3年間の平均合格率でも96.2%とほぼ全員が合格するほどの高い合格率です。

金沢大学の薬学類の卒業生や大学院の卒業生の多くが病院関係に薬剤師として就職している実績があります。
反対に創薬科学専攻をしている大学院の卒業生の多くが製薬企業に就職しています。
そのため将来どのような企業に就職するために薬学類か創薬科学類の選択を行うか考えることが必要です。