学校薬剤師とは

学校薬剤師の仕事の特徴

学校薬剤師とは、学校保健安全法に基づいて、大学を除く国立・公立・私立の幼稚園や小学校や中学校や高等学校や高等専門学校等があり、さらに盲学校や聾学校や養護学校まで、全ての学校に委任委嘱されている薬剤師となります。
薬剤師はその学校から任命、もしくは委嘱を受け、学校薬剤師として学校の保険・教育の推進にあたり、公立学校の場合には、規定により地方公務員特別職となり、教育委員会等の任命権者からの委嘱によって学校薬剤師になります。

国立の場合には、非常勤の国家公務員の一般職として任命され、学校薬剤師になります。
私立の場合には、私立学校法第三条に規定する学校法人から委嘱されて学校薬剤師として働くことになります。

主な仕事内容には、学校の環境衛生について検査をして、生徒にとって快適な学校環境を作るようにする役割を担っています。
幼稚園から高校卒業までの発育や発達に重要な期間に学校保健を任されますので、社会的にも重要で、とてもやりがいのある仕事です。

学校薬剤師になる為に必要なもの

学校薬剤師は、原則、薬剤師であればその職業に就くことができますが、学校薬剤師部会では、「教育者としてふさわしい人間性を持っていること」「教育に対して正しい理解を持っていること」「職務に必要な知識と研鑽(学び続ける姿勢や研修会の参加等)」の3点が薬剤師の必要条件であるとしています。
学校薬剤師は、各学校に1人というところがほとんどですので、学んだり質問することが難しい職業です。

薬剤師としての知識をすでに保有した状態が求められます。
学校薬剤師は、基本的に1校につき1人となっていますので、欠員募集というケースがほとんどです。

広告等に出る訳ではなく、学校薬剤師に欠員が出た場合に、教育委員会が地域薬剤師会に相談をして、地域薬剤師会が学校薬剤師を推進する、という流れで募集が行われます。
実際には、そのほとんどが前任者の紹介で任用されるケースとなるようです。

学校薬剤師の活躍の場

学校薬剤師の仕事とは、そのほとんどが収入を求めてなるものではなく、地域社会への貢献をやりがいにしていることが多いようです。
ほとんどの学校薬剤師が病院や調剤薬局、ドラッグストアと兼務しているようです。
ただし、調剤薬局やドラックストア勤務の薬剤師には、移動や転勤がありますので、遠方への転勤の場合には、その担当の学校薬剤師を辞める必要があり、現在では学校薬剤師が人手不足であるという現状になっています。

学校薬剤師の今後の活躍としては、「薬物教育の推進」の役割が大きくなってくるでしょう。
近年、若者の間では薬物の乱用事件が多く発生していますので、学校薬剤師に求められる役割も、衛生環境の保全よりも青少年の薬物乱用防止になりつつあります。

漢方薬剤師とは

漢方薬剤師は漢方薬のエキスパート

医療の世界では西洋医学が主流となっていますが、最近では東洋医学への関心が高まり、実際に漢方薬治療を受ける人も増加しています。
漢方薬の認知度が上がった為か、漢方薬を専門に取り扱う薬局も増えており、薬剤師の仕事の1つとしての需要が出てきた流れを受けて、薬剤師の就職・転職先として「漢方薬剤師」の人気が高まっています。

漢方薬剤師の主な仕事内容とは、「漢方薬のカウンセリング」「漢方薬の調剤」です。
「カウンセリング」では、薬局に訪れた患者に問診票等を用いて患者の症状と現状を理解し、それに応じた漢方薬を処方します。
一般的な病院と異なり、体調だけではなく、普段の生活について、患者の性格等、より細かくカウンセリングを行います。

漢方薬は、薬局によって異なりますが、たくさんの種類があり、その中から患者1人1人の症状に合った漢方薬を選ぶ必要がありますので、人により調合が大きく異なる漢方薬において、カウンセリングがとても大切な仕事になります。
場合によっては1~2時間要するケースもあります。
「調剤」においても、漢方薬剤師の深い知識によって、生薬の調合を行います。

漢方薬剤師の活躍の場

漢方薬剤師が主に活躍している場は、漢方薬を専門に取り扱う薬局かドラッグストアです。
漢方薬には医薬用漢方と一般用漢方があり、「医薬用漢方」は、医師が診察し、処方する漢方薬で、保険がきく医薬用医薬品になります。

病院や調剤薬局でもらえる薬ですので、薬剤師のみ調剤を行います。
「一般用漢方」は、処方箋が不要な漢方薬であり、OTC医薬品と同じように医師の診察なしで購入できる薬ですので、保険はききません。

漢方薬局は、医師の処方箋を必要としない一般用漢方のみを扱う薬局が多く、医師ではなく、漢方薬剤師が患者にカウンセリングを行い、調剤をします。
漢方は種類が多く、副作用の恐れがありますので、丁寧に時間をかけてカウンセリングを行う必要があります。

漢方薬剤師の資格をとる

薬局やドラッグストアで漢方薬剤師として働く為には、実際には、国家資格を持っている薬剤師であれば問題なく働くことができます。
決まった資格はありませんが、「漢方薬剤師」として名乗る為には、漢方の専門家としてハイレベルな知識を持ち、東洋医学と漢方薬に関する幅広い知識も要求される職業となります。
漢方薬の知識を得る為には、「漢方薬・生薬認定薬剤師」という認定資格をとることが一般的となっています。

日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する研修会を受講し、試験を合格すると、認定証が発行されます。
3年毎に更新が必要になりますので、きちんと資格内容について理解しておくようにしましょう。

妊婦・授乳婦専門薬剤師とは

妊婦・授乳婦専門薬剤師の役割とは?

妊娠期間や授乳期における薬物療法に関して、母体と胎児、乳児の健康と母乳保育の利点に配慮しながら実施できる薬剤師を認定することを目的に、日本病院薬剤師会が資格の実施・認定を行う制度が「妊婦・授乳婦専門薬剤師」です。
医薬品については薬剤師が担当し、医学的なことは医師が担当するというように、他の職種とも連携をしながら母子ともに安全で適切な薬物療法を提供することを目的として考えられています。

具体的な仕事内容には、妊娠期や授乳期の患者に対し、高い知識と技術・倫理観に従って薬物治療を提供すること、母子の健康・体の変化や安全性に配慮した治療を行う為に、その状況に適した情報を提供し服薬指導を行うこと、妊婦や授乳婦が適切な医療を受けることができるように、医師と他の医療従事者とが連携をとり合って、チーム医療を行うこと、患者が薬剤や治療に関する悩みを持っている場合は相談にのり、相談者に必要な情報収集を行い、カウンセリングを実施すること、妊娠中に服用した医薬品の生殖発生毒性を適切に評価して、医師や患者に情報提供を行うこと等があります。
認定を受ける為には、模擬妊婦・模擬授乳婦とのロールプレイの実施が含まれ、医薬品についてあまり知識がない妊婦・授乳婦がわかりやすいように、正しい知識を伝えられるよう高いスキルを身につけていることが必要になります。

妊婦・授乳婦専門薬剤師になるには

妊婦・授乳婦専門薬剤師資格の申請をするための条件には、「妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師資格を保有していること」「日本産科婦人科学会や日本先天異常学会や日本小児科学会の会員になっている事」「妊婦や授乳婦の領域の全国規模の学会、また3回以上の発表を国際学会で行う事、うち1回以上は発表者を務めること」「複数査読制を採用している全国規模、もしくは国際規模に当たる所で2回いじょうにあたり2回論文を掲載させて頂き、うち1回以上は筆頭執筆者であること」「所属する医療機関の施設長の推薦を得られること」、これらの条件が必要となります。

妊婦・授乳婦専門薬剤師の活躍

妊婦・授乳婦専門薬剤師は、妊娠中や授乳中、あるいは乳児を持つ患者に対する薬物治療を行う時には指導的な立場になります。
そのために、年収も一般的な病院薬剤師よりも高くなりますし、管理職手当等を含むと500万から700万円が相場になります。

指導者としての立場になりますので、仕事量も増え、かかる責任も大きくなることでしょう。
カウンセリングや相談を希望する患者から依頼されるだけではなく、他の薬剤師やスタッフからもアドバイスを求められることもあります。
言動・処置の全てに大きな責任がかかりますが、その分やりがいや達成感も多く得られることになります。

高分子医薬品の罠

薬

高分子医薬品で発生する副作用

ジェネリック医薬品にも様々な種類がありますが、例えば、高分子医薬品と呼ばれる、ジェネリック医薬品があります。
こちらは、似たような成分が含まれている物の、正規品に比べると、大きい分子の材料が使われているタイプの薬のことです。
成分自体は全く変りませんが、目には見えない分子レベルの部分に差があることで、体内で大きな副作用が発生することがあるのです。

例えば、高分子を体内で分解しきれなかったことが原因で発生する、肝機能の低下、その他、内蔵機能の低下などが、主な副作用としてあげられるでしょう。
こちらは高分子医薬品が全て層であるという訳ではなく、あくまでたまたま合わなかった、人間には不適合だったという高分子の場合が対象となります。
高分子医薬品でも、先発医薬品と変らないようなジェネリック医薬品もありますので、一概に絶対ダメという訳ではないということを頭に入れておきましょう。

すぐには反応が出にくい点が症状を悪化させる危険を起こす

高分子医薬品とされているジェネリック医薬品では、すぐに副作用が表れるわけではなく、体内で徐々に蓄積していき、徐々に内臓機能を低下させていきます。
その為、忘れた頃に突然体調不良を引き起こし、何故そうなっているのか原因が判明しづらいという点が、恐ろしい所でしょう。

元々持病があるという方の場合は特に、お薬手帳をしっかりと提示することで、ジェネリック医薬品が原因と気がつかれることもあります。
ですが、日頃健康体の方がこうした副作用が表れると、別の病気の可能性を疑われ、発見が遅れてしまうこともあるのです。
ジェネリック医薬品を飲んだ後、3~4ヶ月以上経ってからこうした症状が現れた場合は、もしかするとこれが原因かもと思えるように、覚悟しておくことをおすすめします。

高分子医薬品を使ったジェネリック医薬品には要注意

このように、高分子医薬品を使ったジェネリック医薬品の中には、とんでもない副作用を引き起こす成分が利用されていることもあります。
実際に体に悪影響がないと発覚できない、新しい情報である事も多いため、十分注意をして取り組むことが大切です。

もちろん、何度も言うようですが、全ての高分子ジェネリック医薬品が悪いという訳ではありません。
安心して利用することが出来るタイプも多くありますので、利用する薬によっても違うということを、良く頭に入れておきましょう。

ただし、今まで何の副作用も出なかった物が、ある日突然出るということもあります。
その時飲む人の環境や状態によっても左右されることがありますので、ジェネリック医薬品を提供する際には、その人の状態を良く覚えておくことが大切でしょう。

純度不足による供給停止

医薬品

ジェネリック医薬品は販売中のものでも供給停止をしてしまうことも多いでしょう

非常に便利に使うことが出来るジェネリック医薬品ですが、残念ながらその分、デメリットがあると言うことも理解をした上で、利用することが大切です。

例えば、薬の純度不足によって、供給そのものが停止してしまうことが多いと言うことが、デメリットの1つにあげられます。
現在現場に流通して飲まれているジェネリック医薬品でも、研究開発が進んだことで分かった危険性の発覚や、利用している成分の特許切れ等、様々な理由で、販売することが出来なくなるのです。
理由はその時によって異なりますが、いずれにせよ、発覚後は回収、出荷停止が即座に行われますので、今まで使っていたジェネリック医薬品を使えなくなるということも多いでしょう。
場合によっては、すでに処方してしまった薬を回収しないといけないケースもあります。

ジェネリック医薬品はこのように、何かとまだ未熟だからこそ、純度不足で供給そのものが停止してしまうことも少なくありません。
患者さんからブーイングがくることもありますので、有る程度は覚悟した上で活用する必要があるでしょう。

ジェネリック医薬品はあくまでジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品はあくまで、普通の医薬品ではなく、ジェネリック医薬品です。
通常の医薬品とは違い、製造工程にも大きな差が出る傾向があります。

以前回収作業が行われることとなったジェネリック医薬品の場合は、製造工程の中で起きた、技術力の差が原因であると考えられています。
同じ有効成分、同じ量を使っていたとしても、製造工程のちょっとした差で、ジェネリック医薬品は販売停止となってしまうのです。

全く同じ技術で、全く同じ方法で製造を行おうとしても、残念ながら無理があります。
必ずどこかで大きな差が出てしまいますので、ジェネリック医薬品は、その点に十分注意をしないといけないでしょう。

また、利用する成分そのものの研究開発が進んだ結果、その成分の存在そのものが不安定であるということが判明するケースも少なくありません。
当時は全く問題なかったはずの成分を使ったにもかかわらず、ジェネリック医薬品の回収作業に入ることとなったというタイプもあるでしょう。
手軽に医薬品製造を出来、多くの人がより身近に薬を感じられるようになったからこその、デメリットであると言えます。

もちろん、ジェネリック医薬品は、本物と変らないほど、素晴らしい商品もたくさんあります。
中には、副作用の観点で、本物よりも良いと感じている方も多いでしょう。
ですが、このように、回収作業に陥るケースもあると言うことを、頭に入れておくことが大切です。

急配システムが使えない

PC

メリットだけではない?ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品は、何かとメリットがある医薬品の一種として重宝されていますが、残念ながら、メリットだけではなく、ちょっとしたデメリットがあることもあります。
その中の1つが、急配が使えないことが多いということです。

急配とは、薬局が薬の在庫切れを起こしてしまった場合、近隣の他の薬局に御願いをするなどして、医薬品をもらうシステムのことを指します。
薬局同士だけではなく、医薬品の卸売り会社に問い合わせをすることも多く、通常の医薬品であれば、1時間前後で届けてもらうことが可能です。

ですがジェネリック医薬品の場合は特殊で、そもそもの流通数が少ないため、卸売り会社や各薬局で取り扱いをしていない、在庫がないということも少なくありません。
その結果、急配をしたくても出来ない、改めて商品を注文しないとすぐに使えないということがほとんどでしょう。

その場合、すぐに注文をしたとしても、商品が届くまで1週間前後かかることが少なくありません。
先発医薬品であれば、注文したら次の日には届くことが多い点を考えると、商品の入手のしにくさは、デメリットであると言えるでしょう。

ジェネリック医薬品の取り扱いが多い薬局は注意!

ジェネリック医薬品の取り扱いが多く、患者さんの利用も多いという場合。
こまめに在庫をチェックして、早め早めに注文をしてしまうようにしましょう。
最初から急配のシステムに頼らずに済むよう、事前に在庫チェックをして起きさえすれば、困ることもなくなります。

薬局によっては,運が良ければ、ジェネリック医薬品の急配を毎回成功させている所もあります。
ですが、全ての薬局がそうというわけではありません。
急配制度には最初から頼らないくらいの気持ちでいた方が、万が一の際に対応することができるでしょう。

患者さんの為にも、ジェネリック以外の代替え品も用意

万が一、患者さんにジェネリック医薬品を提供できない場合。
在庫切れを起こしてしまっても大丈夫なように、先発医薬品の代替え品を、必ず用意して置くようにしましょう。
先発医薬品であれば万が一ストック切れを起こしても、その場で届けて貰える可能性が高くなります。

患者さんは、出来るだけ早く体調不良を直したいと思っています。
一週間も間が空くようであれば、最初から病院なんて来ていないと考える方がほとんどでしょう。
患者さんにすぐにでも正しいお薬を提供する、それが、薬局や薬剤師のつとめです。

ジェネリック医薬品は非常に便利ではあり、メリットも多くありますが、その分、こうしたデメリットが起きることも考えて、事前に幅広い対策、予防策を行うようにして下さい。

輸入元が違うだけで添加物が異なる

薬

薬の成分が同じならどんな薬でも安心?

医薬部外品を始め、気軽に購入することができる薬は増えていますが、注意をしないといけないのは、同じ成分が含まれている成分でも、効果が変ることがあるということです。
これは体質による物ももちろんありますが、そもそもの薬の効き目が、商品によって違う可能性があるでしょう。
極端な話ですが、例えば、同じ名前の成分を使っていても、薬Aと薬Bでは、同じ人が飲んでも、違う効果が表れる場合があるのです。

その理由は,成分に含まれている材料の、輸入元があげられます。
医薬品などを初めとした成分は、自然界に派生しているわけではなく、化学薬品やその他の材料を合わせて構築されているのですが、利用する材料が同じでも、輸入元が違うだけで、効果が変ることがあるのです。
同じ成分でも、製造している材料の輸入元が違うと、添加物が異なり、その結果、全く違った効果を表す薬が誕生してしまう場合も有ります。

あくまで極端な例ではありますが、実際にこういった事例で商品回収となった薬もありますので、十分注意をしないといけないと言えるでしょう。

輸入元が違うだけで添加物が大きく異なる

輸入元が違うと、何故添加物がそれほど大きく異なってしまうのでしょうか。
それは物によっても異なりますが、国によって規格が違うということが、1つの理由として挙げられるでしょう。
有効成分の量、利用できる材料の、添加物の付属量などは、国によっても規格が異なり、日本ではダメとなっている物が、海外ではOKと判断される場合も有ります。
その為、利用する材料で、日本規格ではNGとなっている添加物が付属している材料を使ってしまったとき、こうした事態が起きる可能性があるでしょう。

誰も悪意を持ってやっているわけではないため、発見が遅れ、取り返しが付かない事態に陥ることもある点が、非常に危険と言えます。

医療業界で勘違いをしている方も少なくありません

薬剤師や医療業界に勤めて居る方でも、こうした事実を知らずに仕事をしている方は、事実は少なくありません。
製造元や輸入元が変るだけで、薬の規格が不適合となる可能性があるということは、居呂業界で働く方の場合は、しっかりと知識として入れておきましょう。

特に、今までずっと使っていた医薬品が、何らかの変更になったという場合。
もしかすると、上記のような事態が発生する可能性があるかもしれません。

一度問題が起きてからは、こうした規格チェックは厳しくされるようにはなりましたが、どうしても確認漏れがあるケースもあるでしょう。
人の命を守る物として、こうした知識をしっかりと身につけておき、何かあったら対応をするようにして下さい。

昭和大学

富士山

他学科と連携医療を学ぶことが出来る 昭和大学

医療系総合大学として、4学部6学科が集っている、昭和大学。
医学部を始め,歯学部、薬学部、保健医療学部など、それぞれの学科でそれぞれの知識を身につけた学生が、コミュニケーションを取れる場を多く設けている点が、昭和大学の大きな特徴です。

例えば、大学一年時は、全学部が全寮制で、富士吉田キャンパスで勉学に励みます。
全寮制にすることで、他学科の人間とコミュニケーションを取る場が自然と増え、お互いの学科のことを自然と共有し合うことが出来るでしょう。
二年次からも希望があれば寮を利用することが出来ますので、地方から出てきた学生などが、特に利用をおすすめします。

更に、サークル活動も充実していますので、同じ学年だけではなく、先輩後輩とのコミュニケーションの場が設けられている点が特徴です。
別学科はもちろん、同じ学科の先輩から得ることが出来る情報は非常に貴重で、より勉学に対しての理解を深めるきっかけになる事も多いでしょう。

国際交流の場を積極的に設けている

昭和大学では、よりグローバルな視野を持つ人材を育てるために、積極的に海外研修プログラムを設けています。
希望があれば、海外の姉妹校や学部間協定等を利用して、海外で研修を受けることが出来るでしょう。
世界各国の大学において、世界の様々な最先端医療の現場に触れることが出来ますので、非常に充実した、何物にも代えがたい経験をすることが出来ます。

海外研修プログラムは、1年から6年まで、非常に幅広い渡航先が用意されていますので、その時のプランをチェックしてみると良いでしょう。
また、研修に関して奨学金システムが設けられており、より多くの学生が海外プログラムに触れる機会を得られるようにと配慮がされています。

現場実習の場が豊富で学びが多い

昭和大学では、総合病院を始め、歯科病院、地域病院、リハビリテーション病院など、実に様々な付属病院を有しています。
その為、学内の施設で、実際の現場経験を存分に味わうことができる、きめ細かい病院実習、臨床実習を行うことが出来る点が、最大の特徴と言えるでしょう。

よく分からない状態のまま現場に放り込まれても、日々を過ごすことに精一杯で、学びが少ない場合も多いでしょう。
その点昭和大学では、きめ細かいサポートがある中でも実習となりますので、安心して臨むことが出来ます。

このように、様々な場で活躍する人材を育てることを目標としているのが、昭和大学です。
座学の知識や実習での経験はもちろん、基本となるコミュニケーション能力、グローバルな視点を身につけるためにも、非常に効果的な学校であると言えるでしょう。

新潟薬科大学

新潟

緑豊かな美しいキャンパス 新潟薬科大学

新潟市の中でも都心部に位置する、新潟薬科大学。
美しい自然に囲まれた、静かな勉強環境が整っている大学として知られており、多くの学生が、積極的に勉学に打ち込む大学として知られています。

キャンパスには最新鋭の設備が取り揃えられた共通機器室を始め、生徒が自主的に勉強をすることが出来る自習室、大小様々な講義室など、様々な施設が整えられています。
また学習施設だけではなく、一般開放されているホールの一階部分で、地域の方と学生が、気軽に交流することが出来ますので、様々な刺激を得ることが出来るでしょう。
催し物が執り行われることもあり、地域からも愛されている大学として、日々、様々な出会いがある大学として知られています。
その他にも、スポーツ大会やサークル活動、イベント事などが積極的に行われており、学生が自主的に、能動的に、活発に活動する場が多い大学と言えるでしょう。

薬学部と応用生命科学部があります

新潟薬科大学には、薬学部と、応用生命科学部の、2つの学部が用意されています。
応用生命科学部は更に、5つのコースに分けられており、それぞれ学生がコースを選んで、自分が学びたい内容を専門的に突き詰めて行くことが出来るでしょう。

薬学部の薬学科では、約40年の歴史と経験に基づいた、充実した教育カリキュラム、教育プログラムが採用されています。
日頃の地域の方とのコミュニケーションを大事にしながら培ってきた、地域医療を担う人材を世に輩出していくのです。
知識だけが先行するのではなく、人のためになる仕事、役に立つ仕事とは何か、キチンと考えて生徒自身が行動できるような、人材育成を目指しています。

薬学部、応用生命科学部、共に定員は180名と、少人数制です。
更に、応用生命科学部ではコースによっては、定員数が60名となっていますので、競争率、倍率が高い科もある事を覚えておきましょう。

インターンシップや長期実務研修を通した実践的な学び

新潟薬科大学は、就職に非常に強い大学として、様々な生徒が希望の進路に向かっていることでも知られています。
その理由の1つは、インターンシップや、長期実務研修を取り入れることによる、現場実践の場を設けていることがあげられるでしょう。

実際に自分が進路にしたいと思っている現場、企業に行って、実践的な状況を学ぶことが出来ますので、より即戦力になりやすい人材が育ちやすいでしょう。
また、病院や薬局での長期実務実習の場を通して、卒業後、そのままその病院や薬局で働き出すという方も少なくありません。

就職活動の際に、何かと有利に働くのが、現場実践の場を設けている、新潟薬科大学のメリットと言えるでしょう。

星薬科大学

東京

東京都心で抜群のアクセス、星薬科大学

目黒や五反田などの、山手線沿いのターミナル駅からアクセスがしやすい環境に位置する、星薬科大学。
アクセスの便が非常に良く通いやすい環境でありながらも、非常に自然に囲まれた穏やかな場所で、勉学に打ち込むことが出来る点が特徴です。

星薬科大学では、薬学を専門に勉強する大学で、卒業後、薬学の業界でより洗練された人材を育てることを目的としています。
ですが、勉学に浸るだけでは、社会に出てから欠かすことが出来ない、人間性を育てることが出来ません。
その思いもあり、星薬科大学では、サークル活動の推進、その他、様々な施設を充実させ、より一人一人が人間として成長できる場を設けていると言えるでしょう。

図書館や動物センター、実習室や研究室、植物園や無菌室、モデル病室など、ありとあらゆるモデルルームが用意されているのです。
また、2010年には100年記念館が完成し、勉学に関してだけではなく、アメニティスペースの充実、より学生が楽しむ事が出来るスペースが設置されました。
勉学に励む中で、息抜きをすることで、より勉強の効率がアップし、人間らしい生活を学ぶことにも繫がるでしょう。

少人数教育だからこそ出来る、顔なじみのいる教育

星薬科大学では、一学年の定員は280名と決められており、他の大学に比べても、少人数である事がわかっています。
少人数制だからこそ、一人一人とのコミュニケーションを深く取ることが出来、勉強や私生活の相談など、深い話題まですることが出来るでしょう。

教員や先輩後輩、一人一人が顔なじみ、非常にフレンドリーに接することが出来るため、何かあったときに、すぐに対応して貰える点が魅力です。
一人一人に合わせた教育、一人一人に合わせた進路相談をすることが出来る環境も整っており、生徒に合わせた満足出来る進路選択をすることが出来るでしょう。
星薬科大学は就職に強いと言われていますが、こうした部分も、1つの理由だと考えられます。

実務実習も豊富で現場慣れしやすい

星薬科大学では、様々なモデルルーム、研究室が用意されていますので、非常に現場に特化した人間を育成することが可能です。
無菌室や製剤室、病室やモデル薬局など、本当の現場と変らない環境で学ぶことが出来るルームが、多数用意されているでしょう。

また、大学病院などと提携をしていますので、実務実習も非常に充実していることが特徴です。
実際の現場でしか学ぶことが出来ないような、実務実習を実施している所も多くありますので、卒業後、すぐに現場に溶け込むことが出来る人材育成をしていると言えるでしょう。

このように、様々なメリット、特徴がある点が、星薬科大学の人気の理由です。