東邦大学

大学について

東邦大学は1925年に設置された私立大学です。
総合大学ですが自然科学や生命科学系の大学となり、女子学生の割合が高い大学です。
また、全学生の75%が勉強する習志野キャンパスには、大学の付属病院やクリニックがあり、これらの設備や施設を生かすために医学、看護学や薬学の教育が行われている大学です。

東邦大学薬学部は、6年制薬学教育を行っており薬の専門家として活躍できる人材を育成しています。
授業はクラス単位で行われており薬学部には現在1460名の学生が在籍しています。
男女比率では6割以上を女子が占めており、多くの女性が薬剤師を目指すために薬学部で勉強している大学です。

東邦大学薬学部の教育カリキュラムについては年次ごとにカリキュラムが計画されています。
1年次では教養科目以外にも基礎的な薬学の勉強が含まれたカリキュラムです。
2年次になると基礎的な勉強に加えて応用的な勉強が増えていきバランスよく学ぶカリキュラムです。

3年次になると教養科目よりも医療薬学を勉強することになります。
そのため医療薬学の基礎と応用分野を学ぶカリキュラムです。
4年次のカリキュラムでは医療薬学を中心に勉強しますが卒業研究を始める年次にもなり薬剤師国家試験に必要な勉強が中心となります。
また、4年次に実施される共用試験に合格しなければ5年次に行う病院実習や薬局実習をを得ることができないです。

5年次のカリキュラムでは、共通試験に合格した後行う実務実習を中心に行うカリキュラムです。
6年次のカリキュラムでは、卒業研究や臨床薬学を中心に勉強しますが、薬剤師国家試験の受験勉強も同時に行うことになります。
また、6年次で卒業し就職する場合と博士課程に進学する選択が行われます。

東邦大学薬学部の入試に関しては、2015年の合格者数は全体で548人となっており倍率は3.8倍です。
一般入試による合格者数が圧倒的に多いのですが倍率は4.4倍と平均を上回っています。
また、大学には卒業留年率を表す数字がありますが、東邦大学薬学部に関してこの卒業留年率が近年増加している傾向にあります。
それだけ日々の勉強は難しい内容だと考えることができる大学です。

国家試験について

東邦大学薬学部の第100回薬剤師国家試験については受験者数が299人で合格者数が249人となっており合格率は83.28%です。
平均合格率よりも高い合格率となっております。
私立大学の中でも合格率は上位となっており薬剤師国家試験に合格しやすい大学です。

東邦大学は、私立の大学になり偏差値は56ですが薬剤師国家試験の合格率が高く、私立大学の中でも合格しやすい大学に該当します。
また、私立大学の中には、入学当初薬剤師国家試験に合格できる人を合格させる傾向があります。
そのため留年をせずに進級することで早く薬剤師国家試験の合格を得ることができるといえます。

名城大学

大学について

名城大学は愛知県名古屋市天白区にある私立大学で1926年に創立された大学です。
名城大学は、中部圏の最大の総合大学となり飛び級を実施している大学で、8学部22学科11研究科の構成となっており、平成28年には外国語学部が開設される予定です。

名城大学には薬剤師の養成を教育目標としている薬学部なります。
薬学教育改革により平成18年度から6年制になり、今後は調剤業務だけでなく医師や看護師を中心とする医療チームの中でも有効で安全である薬物治療に貢献する薬剤師を養成しています。

名城大学の薬学部では充実している臨床医学教育を推進しており医療施設との連携を行い臨床実務実習を行う学部です。
また、海外学術交流を活発に行い精神的な臨床薬学教育の導入や研究面での交流を通する国際感覚を育むことも行う学部です。

平成18年に行われた薬学教育の6年制化により2学科を統一し現在は薬学科となっています。
大学院薬学研究科の修士課程が廃止されて4年生の薬学専攻博士課程に変更されています。
また、総合大学のメリットを生かして大学院総合学術研究修士課程や博士後期課程そして法務研究科に進学することが可能です。

名城大学では4年次終了時点で共用試験が実施されこの試験に通過した人が実務実習教育を受けることになります。
その後、薬剤師国家試験の受験資格を取得することで、薬剤師国家試験に受験することができます。
この薬学部のカリキュラムにより6年間の薬学教育を履修したことで卒業した学生には薬剤師国家試験の受験資格が与えられるカリキュラムです。
このカリキュラムの特徴としては、薬物治療に貢献することができる判断力と実践力を備えた薬剤師の要請を目指しています。

名城大学の薬学部の入試に関する倍率は平均2.8倍となっております。
合格者が800人を超えることになりますが、最終的な入学者は2015年で285人です。

国家試験について

名城大学の薬学部で勉強をした学生が、受験した薬剤師国家試験ですが、前回の試験では277人は受験しており合格した人が233人と合格率が84.12%となっており平均合格率より高い合格率です。

この高い合格率を誇るのは長い期間行う実務実習教育にあります。
通常の期間よりも長い期間勉強することで必要な知識を身に付けるメリットがあるからです。
名城大学をはじめとする多くの大学は実務実習教育を長く行うことで高い合格率を得ることに成功しています。
その結果現役の大学生は合格する割合が高い結果にあります。

名城大学は、私立の大学になりますが、薬剤師国家試験の合格率に関しては非常に高い合格率を維持している大学です。
そのため、国公立大学の入試に関する難易度が低くても薬剤師国家試験の合格を目指すことができる大学になります。

明治薬科大学

特徴

明治薬科大学は、1949年に設置された大学で現在薬学部の薬学科6年制と生命創薬科学科4年制に分かれております。

生命創薬科学科は、研究職を目指して薬学を勉強するため大学院やいろんな期間と連携を図って主に研究体験が積めるカリキュラムを導入しており、大学院進学を視野にしています。
そのため1学年60人の少数精鋭教育を行っており、医薬品の研究開発に貢献できる人材を育成している学科です。

こちらの学科では2017年度入学生までは、一定の条件を満たすことで薬剤師国家試験の受験資格を取得することができますが、2018年度以降の入学生の場合にはこの経過措置が適用されないので、受験資格を食することができないです。

明治薬科大学の薬学科は薬剤師を養成するために教育する学科で、1番の目的となっているのが充実している臨床実習を経験することで、薬物治療のサポートができる薬剤師を育成することになります。
そのため薬剤師の資格を取得するために必要な勉強をこの6年の中で取得することができるカリキュラムです。

薬学科を卒業すると得られる受験資格が薬剤師国家試験と必要な単位を修得した場合には臨床検査技師国家試験の受験資格が得られるカリキュラムです。
その他にも卒業すると得られる資格や取得可能な資格が複数あり多くの資格を取得することで就職に有利になります。

薬学科で薬剤師国家試験の受験資格を得るための学習カリキュラムでは、1年目から教養科目以外にも薬学の基礎科目を勉強することになります。
1年から2年次10のカリキュラムのテーマが病気と薬を学ぶです。
3年から4年次前期までは医療と薬の科学を学ぶことと研究室や個別指導を行い共通試験を目指す勉強を行います。
4年次後期には実習前教育で共通試験を実施し、翌年から行う臨床科目の実務能力の習得度を評価することになります。

5年次前期までは、病院や薬局で5ヶ月の実習を行い国家試験受験資格に必須な経験を積む学習です。
5年次後期からは7コースの研修カリキュラムを6ヶ月行うことになります。
このカリキュラムを行うことで国家試験の受験資格に必要な実習期間より長い期間行うことで実践的な能力を身に付けることができます。
6年次は実習に基づく総合教育を行うことで国家試験に備える勉強です。

明治薬科大学の入試に関しては薬学科は、一般入試や公募推薦の募集を行っています。

ちなみに公募推薦とは…

国公私立大学・短大の大部分の学校で実施している、最も一般的な推薦入試。全国どこの高校からでも応募でき、受験者数が最も多い。
URL:公募・AO入試|志望理由の書き方|進路ナビ

公募推薦に比べ圧倒的に多いのが一般入試に合格して入学する学生です。
現役合格者とそれ以外の合格者の割合はあまり差がなく入試方法の選択により合格者数の数が大きく異なる傾向にあります。

国家資格受験について

明治薬科大学の薬学科では、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。
明治薬科大学を卒業し受験した薬剤師国家試験の合格率は2015年度で363人が受験しており、合格者数が311人で合格率85.67%です。
全国平均よりもはるかに高い合格率となっており、新卒の学生の合格率が高い結果となっています。

この結果の特徴としては新制度導入してからの合格率が非常に高いということです。
そのため新卒で合格する人の割合が多く有利な傾向にあります。
また、合格者数が311名とこ合格率の高い大学よりも合格者数が多い特徴があります。

金沢大学

大学の特徴

金沢大学は1949年に設置された旧六医科大学1つとなっており、日本海側を代表する大学です。
今では3学域16学類5研究科を設置しています。

金沢大学は1969年に新制大学として誕生しましたが、その歴史は大変古く大学創立は1862年で本部所在地は金沢市角間町にあり、学部のキャンパスは金沢市にあります。
2008年から組織編成を行い現在の構成になっており、薬剤師の国家試験に受験できる薬学は、医薬保険学域の薬学類の6年制に入学です。

金沢大学の入試では、薬学類・創薬科薬学類を受験することになり昨年度の受験者数は全入試で191人で合格者数が78人です。
この入試試験に合格することで薬学の勉強をスタートさせることができます。

教育課程について

金沢大学の薬剤師に関係する勉強では、入学試験を行い75名前後が勉強をスタートさせて3年と半年経過するまで共通教育科目や専門基礎および専門科目を勉強します。
この時点までは薬剤師の試験を受けるための学部に進級できるかはわからない状態です。
大学に入学後3年後期になると本人の希望や成績等により薬学類または創薬科学類に別れることになります。

創薬科学類に進むと創薬科学類の専門科目を勉強し4年で卒業するか大学院に進学するか岐路にたち選択することになります。
大学院に進学した場合には博士課程を経て就職しますが薬剤師の国家試験の受験資格を得ることができないです。

薬学類を選択した場合には教養試験の後、薬剤師のための実務実習や課題研究を勉強することになる教育課程です。
その後6年の時に薬剤師国家試験の受験資格を取得し薬剤師の国家試験に合格し就職するか、進学をし大学院で博士課程を勉強するか選択します。
薬学類では薬学類専門科目を勉強し薬剤師のための勉強を中心に行うことになるので、必然的に薬剤師国家試験を受験することになります。
また、創薬科学類では大学院に進学する割合が95%と高い割合を占めていますが薬学類の場合には反対に就職する割合は91%となっており高い割合です。

国家試験について

金沢大学の薬学類に進学した場合には薬剤師国家試験を受験することになります。
金沢大学での薬剤師国家試験の合格率は、平成26年度は、35人受験しており合格者数は33人と合格率94.3%となっており高い合格率を維持しています。
ここ3年間の平均合格率でも96.2%とほぼ全員が合格するほどの高い合格率です。

金沢大学の薬学類の卒業生や大学院の卒業生の多くが病院関係に薬剤師として就職している実績があります。
反対に創薬科学専攻をしている大学院の卒業生の多くが製薬企業に就職しています。
そのため将来どのような企業に就職するために薬学類か創薬科学類の選択を行うか考えることが必要です。

広島大学

大学について

広島県東広島市にある国立大学の広島大学は、1949年に新制大学として設置された大学で2004年4月の国立大学法人化を経て、現在では11の学部と11の研究科を持つ大学院大学です。
広島大学は広大と西日本で利用されている呼称になります。

広島大学薬学部は、2006年に薬学教育の6年制移行によって、医学部総合薬学学科を独立改組して薬学部を設置し、そして現在6年制の薬学科と4年生の薬科学科となります。
薬剤師国家試験の受験資格が改定され6年制課程になると広島大学も平成18年から6年制課程に移行しています。

広島大学薬学部の入学志願については薬学科では入学定員は38人で毎年38人から39人が入学しており、薬科学科では入学定員が22人で毎年22人から23人は入学している学部です。

学科について

広島大学薬学部の薬学科は、6年制課程となっております。

薬学科の教育プログラムでは、入学当初の1年間は教養教育課程を履修し2年次になると薬学に関する基礎勉強が始まります。
4年次になると教育実習で必要となる技能や知識があるか確認するために、全国統一となっている資格試験を受験し合格することで、その後病院や薬局で5ヶ月間の薬学実務実習の履修です。

また、それ以降は臨床薬学専門科目を勉強することになり、薬学科を卒業すると薬剤師国家試験受験資格が取得できます。
卒業生の中にはより高度な知識や技能を身に付けるため大学院医歯薬保険学研究科の博士課程に進学して博士号を取得する道があります。
また臨床検査技師国家試験の受験資格を取得できるのが薬学科の特徴です。

薬科学科は4年制課程となっており、平成29年までに入学した場合で所定の要件を満たしているときに限り薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。
そのため本来薬科学科は薬剤師免許の取得を目的としていない学科になります。
この学科では薬剤師国家試験の受験資格に必要な要件を満たす必要があります。
尚、この学科を卒業することで取得できるのが臨床検査技師国家試験の受験資格を高等学校教諭1種免許(理科)です。

国家試験について

広島大学の薬学部で勉強した学生が受検する薬剤師国家試験は、第97回から薬学部6年制課程の新国家試験がスタートしています。
広島大学の6年制卒業者は50人が受験しており44人の合格です。
現在旧4年制卒業者の受験も可能となっており広島大学の卒業生では3人受験しており2人の合格です。
この結果広島大学の合格率は前回の試験で53人受験しており46人合格しています。

合格率は86.79%となっており全体の合格率63.17%よりも高い合格率です。
こちらの大学は国立の中でも薬学部の研究設置については遅い大学です。
そのため研究過程となる博士号や修士号を取得する研究希望ではなく薬剤師を希望するならば合格率の高い広島大学は魅力ある大学になります。

大学別薬剤師合格率

2014年の結果

薬学生の応援団から、国家試験の資料として大学別の合格率を紹介しておきます。
薬剤師国家試験の合格発表は、毎年3月に行われます。

2014年のデータを見ますと、全体の合格率は60.84パーセントとなり、前年より18.26ポイント減少しています。
薬学部が4年制から6年制に変わったことにより、難易度が高くなった傾向がわかります。

大学別でみると一番高いのは金沢大学の92.5パーセント、2位は名城大学の85.37パーセント、3位は昭和薬科大学の82.48パーセント、4位は武蔵野大学の82.35パーセントとなりました。
国立・公立・私立で比較すると、国立は69.95パーセント、公立は70.98パーセント、 私立は60.08パーセントです。

有名大学が上位に来るという予想を見事に裏切り、意外な結果となりました。
薬剤師国家試験は、どの大学からでも合格者が出ることが証明されています。

今後の展望

2014年の国家試験は、過去の結果を覆すものとなりました。
例年、合格率で上位に来るのは政令指定都市近郊の有名大学です。

昨年は、都心から離れた地方の大学が結果を残した年でした。
ベスト3を見ますと金沢大学、名城大学、昭和薬科大学と珍しい顔ぶれです。
昨年の結果で、3つの大学を株を上げました。

今年もまた、意外な学校が上位争いに食い込む可能性はあります。
常連校が再びトップにくるのか、はたまた新たな大学が飛び出してくるのか今年の結果に注目が集まります。

今後の薬剤師国家試験は、様々な大学が入れ替わり立ち替わりトップ10にくると予想されます。
というのも、大学別で学生の質が問われるのではなく学生個人に直接関与するのが分かってきているからです。
薬剤師の功績が出身大学で決まらないと同様に、試験に合格する学生も大学に依存しないということです。

他の国家試験で高い合格率を維持している大学が上位に来ないのは、合否の要因が学生個人の努力に比例しているからです。
今、自分の通っている学校が上位層に顔を出していなくても、個人の結果にはさほど影響しません。
受かる勉強をしていれば、誰にでも合格のチャンスはありますから諦めずに取り組むことです。

合格発表から分かる薬学生の特徴

前期より全体の合格率は下がっていますが、試験勉強の成果がはっきりと分かる結果でした。
2014年は、薬学部の4年制から6年制の移行もあって試験が難しくなりました。
ただ、全体の半数は余裕で超えているので2人に1人以上は合格している計算になります。

合否の命運を分けたのは、事前に試験を分析できていたかによります。
薬剤師の国家試験は、毎年似た設問が出されることがあるので過去問で傾向をつかんだ学生はやりやすくなります。
そして、何より反復して問題を解くのが合格するための秘訣です。

問題文を暗記しなくてもよいですが、繰り返し解答することで問題を読んだだけですぐ答えが浮かぶようになります。
反復演習が好きな学生にとっては、鴨にできる試験です。

一回だけやって終わる学生にとっては、苦労させられる試験となります。

薬剤師の志望動機

面接対策をする

病院や薬局で働くためには、面接を通して採用されるのが条件となります。
何故応募したのか、薬剤師を目指したきっかけは何かについて具体的に示すのが課題となります。

どの職場の面接でも、必ず志望動機は質問されます。
自分の言葉で、分かりやすく答えられる準備はしておきましょう。

ポイントは、1応募した職場に共感したこと、2過去の経験から薬剤師を目指した経緯、3就職してから自分ができることやしたいことの3つです。
1は、率直に職場を見学して感心したところで大丈夫です。

働く薬剤師の対応であったり設備の充実度など、直感的に思った感想を述べましょう。
2は、薬剤で病気が治った経験などを挙げるのがよいです。

具体的な病名や薬剤名を覚えていれば、答えた方が好印象になります。
3は、端的に言って自分のセールスポイントです。

ただ、熱意を伝えるだけでなく、職場で達成したい目標や自分にしかない特技などを回答するのが上手いテクニックです。

面接での答え方

就職面接では、回答の内容から話し方、お辞儀の仕方まで一挙手一投足が審査対象となります。
名前が呼ばれて入室してから、面接が終了して退室するまで気が抜けません。

人事担当者は志願者の行動全般を見ており、入社して使える人材になるかを判断しています。
特に、回答の仕方は面接官が注意して見るポイントです。

言葉をはっきりと明瞭に発して、相手に伝わる言い回しを選択すべきです。
まず言葉を明確に発するには、1つ1つの語句を噛み締めながら発音する気構えを持ちます。

「私は〇〇と申します。」という言葉を口に出す時、一文をひとくくりで発するのではなく合間に区切りを入れながら話すようにします。
「私は、〇〇と、申します。」と点を打った箇所で一呼吸置いて発言すると緩やかなしゃべりとなります。
意識的に止めて語句を発すると不自然になりますから、0.5秒くらい間を開けるかんじで話しましょう。

また、回答で発する単語は、難しいものではなく簡単なものを選びます。
以下の例文で違いを比較してみましょう。

「子供の頃に、祖母が他界して悲哀に暮れていました。」と、「子供の頃に、祖母を亡くし悲しく思いました。」という言葉を面接で発するとき、どちらを選択すべきでしょうか。
大人びた言い回しを重視するならば前者の方が適切ですが、質問されて咄嗟に答えるとなると思いつきにくい言葉です。

後者は前者より砕けた表現となりますが、文全体に違和感がなく即座に答えられる言い回しです。
例文は祖母が死んで悲しかった気持ちを伝える表現であり、その心情を言葉にするならば前者でも後者でも構わないのです。
面接で選ぶとしたら、回答に詰まらないより簡易な表現にするべきです。

最後のポイントとしては、語尾をしっかり発音することも重要です。
末尾がはっきり聞こえないと言葉に張りがなくなり、面接官に消極的な印象を抱かせてしまいます。
回答は、語尾まできちんと発声しましょう。

覚せい剤と免許

覚醒剤で免許剥奪

覚醒剤取締法が施行されてから、覚醒剤に対する規制は強化されたものの逮捕されるドラッグ中毒者は毎年のように現れます。
ドラッグ所持で刑罰を受けた前科者が、再犯に及ぶ比率は他の犯罪に比べて多数となっています。

負の連鎖にはまってしまった中毒者は、危険ドラッグから抜けようとしても 簡単に抜けられない現実があります。
薬学生が覚醒剤と無縁であるのは当然の真理であるべきですが、薬に知識がある分自在に操れてしまうのが恐いところであります。

違法ドラッグが身を滅ぼすというのは、一般人以上に認知しています。
使ってしまったら、元通りの生活に戻すのはかなり難しいのも知っています。

ただ、危険を察知している分だけ違法ドラッグの快感にとりつかれやすいともいえます。
中毒者は、社会の苦しみから脱出しようとしてはまってしまうケースがあります。

薬剤師が、仕事のストレスをなくそうと覚醒剤等に走ってしまうのも十分あり得るのです。
薬を扱う職業であることから、余計危険ドラッグに溺れてしまわないか懸念されます。
将来、国家資格を取得して薬剤師になったときに心の隙間から危険ドラッグに手を出してしまわないとも限りません。
一度、使用してしまうと止めるまでには相当な苦労を強いられます。

もし、違法所持・使用が発覚して逮捕されると免許剥奪は逃れられません。残念なことに、薬剤師が危険ドラッグを使っていたせいで免許を失った事件がありました。
薬学生の応援団としては、薬学生が薬剤師になってから覚醒剤で人生を棒に振ることがないように警鐘を鳴らしておきます。

仕事以外の興味を持つ

薬学生の皆さんは、学業以外にも様々な活動をしているでしょう。
学生生活は青春の1ページですから、その時にしかできないこともあります。

就職してしまうと、学生時代にしていた活動を辞める人が沢山あります。
業務に追われて、仕事をするだけで精一杯である社会人が結構おります。
薬剤師は、朝から夜まで働くのが基本で休日も限られているので、仕事以外に手がつかないのは仕方ありません。

ただし、できるならば仕事以外の趣味を最低1つは持って欲しいと考えます。
違法ドラッグに走ってしまう摘発者は、ストレスのはけ口がなくて思い悩んだ末に使ってしまった例があります。
人間は、心理的に追い込まれると気を楽にさせるものにすがろうとします。

それが、幻覚であっても一時凌ぎになれば心は見かけ上安らいだようになります。
危険ドラッグの場合は、幻覚を何度も見せることで快楽を与えて使わずにはいられない体にします。
最終的には、現実か妄想か判断がつかなくなって精神を崩壊させます。

薬物中毒者に共通するのは、ストレス解消となる趣味がなかったことが挙げられます。
薬剤師で働く人の中にも、似た境遇にいる方がいます。
仕事の悩みを吹き飛ばせる趣味を持つべきです。

薬学専門学校の声

薬剤師になりたいという方は大学や専門学校に行くことが必要となります。
薬剤師の資格は医療系の学校で知識を蓄え、受験資格を獲得して資格取得をする必要があります。

つまり薬剤師になりたいという方は大学や専門学校は確実に卒業しなくてはならないということです。
とはいってもそこまで殺伐とした雰囲気が学校に通っている人は少ないです。
毎日楽しみながら薬の世界に没頭する学生も多く、それぞれが自分なりの見聞を広げながら、薬のスペシャリストとして学んでいます。

薬剤師のやりがい

また、薬剤師というのはやりがいも大きく、人から直接感謝される仕事となります。
専門学校のうちにその経験を積んでおけば、より人を助けることができる仕事として活躍することが出来るのです。

専門学校から薬局に勤めた人の話があるのですが、その人は薬剤師を目指して専門学校に入学し、その後ドラッグストアに勤めています。
ドラッグストアには日々たくさんの方がやってきて、薬を求めています。

実際に働いているとお客様から「ありがとう」という声や「あなたがいるから、この店に来たよ」という言葉を聞くことが出来ます。
それは薬剤師にとって一番うれしい瞬間なのです。実際、多くの学生は人に感謝される仕事がしたいと思っていますし、薬剤師を目指して専門学校に通ってい人は、心優しい方たちばかりです。

薬剤師としての仕事

現代は、人との会話が苦手な人が多くなっています。
しかし、実際には薬剤師になると毎日会話が必要になってきます。

また、お年寄りの方も多く、薬についての質問が来たり、こういった症状にはどういったものがあるのかという質問が来たりします。
その時に自分が対応できた喜びは何事にも代えられないものがあるとドラッグストアで働く方は言います。

また、毎日の会話の中でお客様がなにを求めているのかを判断して、感謝されたときの喜びは何者にも代えがたいものがあるということです。

専門学校に通っている人は、たしかに薬に対する知識を点けたり、資格を取ることに追われる日々になるかもしれませんが、それでもこの仕事は人を救うことができる素晴らしい仕事なのです。
また、自分の能力として身に着けることが出来るので、スキルとしては申し分ないです。

毎日のように薬を求めてくる人がいるので、その人に合った薬を提供できる薬のスペシャリストとして活躍してくれる人材が今でも求められています。

これか薬剤師になりたいという方は、大学や専門学校の資料を集めてみて、どのような学校なのかやどのような学生がいるのか、どのような学習ができるのかについてしっかり把握して、オープンキャンパスなどにも積極的に参加してみると良いと思います。

インターンシップの行程と感想

薬学生は多くの場合大学や専門学校で常に知識を点けたり実習したりしていると思います。
知識や経験というのが非常に大切になってくるこの薬学生は知識をより深くしたり、毎日学習や実習を繰り返し、より職場に近い環境で学習していると思います。

インターンシップの有用性

しかし、実際に働くのまったく違っていたりします。
今は不況ということもあり、職場を選んでいることが出来なくなっている学生が多いですが、実際に働き始めてからのミスマッチを防ぐことも重要なことです。

そこで薬学生にオススメしているのがインターンシップです。
大学などではなじみがあるこのインターンシップは薬学生などは実習もあるため必要ないと言われることがあるのですが、実際に現場を経験してみるというのは大きな成長にも繋がりますし、これから働く職場を知る上でも有効です。

現在多くの学生がインターンシップに参加しており、自分の将来について深く考えるということをしています。
特に薬学生は薬局で働いたり、薬のメーカーで働いたり、病院で働いたりと幅広い選択肢があります。

その中でミスマッチになってしまうと転職も今は難しい世の中ですから苦労することが多くなります。
それを防ぐためにも、しっかりインターンシップで経験していくことが必要なのです。

インターンシップでの経験

では実際にインターンシップではどのようなことをするのでしょうか。
薬学生の場合は、実際に働いてみてその職場を体験するというのが主なテーマになっています。

まずは職場によってメーカーでの薬剤師としての働き方や薬局での働き方、病院での働き方を知ることが出来ますし、その職場によって違いがあるということを知ることが出来ます。
この職場を知るということだけでも非常に有益で、働き始めてから「なんか違うな」という感情を抱きにくくすることもできるのが最大のメリットでもあります。

実際の仕事であれば、それぞれ覚えていけば問題ないのですが、職場に関してはどうしても自分のイメージと異なる部分が大きくなってくるので、興味があるという方はインターンシップに積極的に参加して、自分が働くというイメージを作り上げていくことが必要です。

逆に言うとインターンシップで先に現場を経験しておけば、他の薬学生から特出できますし、その経験が何よりも大きな糧となります。
インターンシップでは主に大学や専門学校に募集が来ていることが多いので興味があるという方は参加してみましょう。

また、インターンシップはそれぞれの年次によって使っていくことが出来るので、早めの段階で行っておけばその分知識や経験として蓄えていくことが出来るので、本気で薬剤師を目指しているのであれば、卒業までに複数回インターンシップに参加することが出来ます。
うまく利用して賢く現場に慣れていきましょう。