福岡大学

大学と学部

福岡大学は、9学部31学科あり学生が2万人以上で在籍している西日本最大級の総合大学になります。
九州6大学野球連盟に加盟している福岡大学は、1949年に大学を設置した私立大学です。

福岡大学薬学部に関しては6年制学科を新設しており、薬学科として入学定員が1学年230人となっています。
薬学部薬学科の学部は16号館と17号館になり、福岡市地下鉄七隈線を利用することで薬学部のある七隈キャンパスに行くことができます。

薬学部薬学科について

福岡大学の薬学部薬学科は6年制となっており薬剤師の受験資格を取得することができる学科です。
薬学部薬学科は、医療を行う人として幅広い人間性の熟成のための教育や教養教育を身につけた薬剤師、チーム医療の現場では医師や看護師と協力して活躍できる薬剤師、医薬品に関して深い専門的知識と医療を行う人として確固たる倫理観と研究マインドを持っている人の高い薬剤師を養成する学科です。

このほか環境や食品衛生の向上に寄与することができ、人々の健康維持とその増進に貢献できる薬剤師や臨床マインドを持つことで医薬品の開発や創薬などに従事できる薬剤師も養成しています。

薬学科の特色としては、薬学部と同じキャンパスの中に医学部や大学病院、そしてスポーツ科学部などがあることから、総合医療教育について学習や体験できる条件が有している大学です。
また、福岡大学は人材学部などの文系学部も擁しています。
総合大学ならではの教養教育の場としてふさわしい大学といえるでしょう。

これらの総合大学であることのメリットを最大限に活用することで、薬学部の目的は理念の達成を努力しています。
薬学部の卒業生は、現在9,000人に達しており、その多くが有能な薬剤師としていろんな場所で活躍し貢献しています。
また、福岡大学の薬学部は、留年生が少ない特徴にあるので、進級しやすい大学です。

国家試験について

福岡大学の薬学部6年制を卒業する場合には、薬剤師国家試験の受験資格を取得することができます。
福岡大学薬学部の薬剤師国家試験の第100回の合格状況では、262人が受験をしておりその内210名が合格しています。
合格率は80.15%と平均合格率より高い合格率を有している学部です。

200人以上の合格者数を排出している福岡大学の薬学部は、医療の分野では知識よりも実践的な能力が発揮できる様に質の高い薬剤師の養成と薬学関連分野では薬剤師として活躍ができる人材の養成に力を入れているカリキュラムを編成しています。

そのカリキュラムでは、広い視野と豊かな人間性や倫理観、高度な専門的知識と技能、問題の解決能力を持つことができる教育を配慮して行っています。
そのカリキュラムの裏付けとして200人を超える薬剤師の合格者を輩出していることになります。
入学募集者数の増加により今後も多くの合格者数を排出する期待が持てる大学です。

徳島大学

大学と学部について

徳島大学は、1949年に徳島県内にあった旧制学校が母体となって成立した大学です。
現在は5学部、3研究部と7教育部があります。

四国唯一の歯学部がある大学で工学部の学生数は中国地方と四国地方の国立大学工学部では最大です。
徳島大学は理系の学部と大学院が充実している大学で、薬学部は薬学科と創製薬科学科に分類することができます。
薬剤師国家試験の受験資格が取得できるのが薬学部の薬学科になります。
6年制の学科で徳島大学の蔵本キャンパスに学部がある学科です。

この学部のアクセスは、JR徳島線の蔵本駅から徒歩5分の距離にあります。
また徳島市営バスを利用する場合には中央病院・大学病院前バス停か医学部前バス停を下車して1分の距離にあるキャンパスです。

薬学科について

徳島大学薬学部の薬学科では、臨床の現場で指導的役割を担うことができる高い能力を備えている薬剤師を養成することを目指している学科です。
カリキュラムとしては薬学部の新たな教育理念であるインタラクティブの育成に則り、自分自身の能力を客観的に把握できるための全学共通教育を行っています。

この教育により基礎科学の幅広い知識や科学的思考の柔軟な考えを身につけさせるだけでなく、豊かで人間性の高い倫理観とコミニケーションを養わせる教育を行っている学科です。
専門教育の前半では薬学の基礎科目を十分に習得させた後に学生の適性や能力を踏まえて専門性の選択や薬学における目標を確立させています。

専門教育の後半では臨床の現場での指導的役割を担う高い能力を備えている薬剤師の様子を目的としています。
そのため医療系薬学分野の講義や演習を通じることで医薬品の使用に関する知識や性質を担うことができる高い能力を備えている薬剤師の養成が目的です。
4年次に実務実習の事前学習や教養試験を受験させることで、5年目以降に関しては医療薬学や病院実習と薬局実習を実施させています。
これらの実習を通じることで問題解決の能力や課題発展の能力、研究マインドや医療ニーズに対応できる能力を習得させています。

国家試験について

必要な履修を行うことで薬剤師国家試験の受験資格が取得でき、薬剤師試験の受験が可能です。
第100回の薬剤師国家試験では61人は受験をしており50人は合格している実績があります。
合格率は81.97%と平均合格率より高い合格率を維持している薬学科です。

第100回の薬剤師国家試験の前までに関しては40人前後の合格者数でしたが、第100回で合格者数を50名と合格率の変動よりも合格者数が大幅に増えた大学になります。
この変化については、薬学部薬学科の教育研究目的はそれ以前と変更されたことによる結果です。
新しい教育理念や教育方法により薬剤師国家試験の合格者数を伸ばす可能性があります。

近畿大学

大学について

近畿大学は、1943年に設置された私立大学になります。
西日本では、私立大学において最も多くの学生が勉強している大学になります。
近畿大学は、当初日本大学専門学校からスタートした大学で1949年に新学制の施行に伴って近畿大学が設立された大学です。

1954年に近畿大学では薬学部を設置し、現在薬学部は医療薬学科と創薬科学科があります。
東大阪キャンパスにある近畿大学の薬学部は、近鉄長瀬駅から徒歩10分の距離にあります。
3つの校舎から成り立っており、医療薬学科の6年制と創薬科学科の4年制は勉強する校舎です。

近畿大学の薬学部の医療薬学科は6年制となっており、将来は薬剤師として活躍したい人が勉強する場所になります。
薬学を総合的に学ぶことになりますが、人間教育にも力を入れているので、高い倫理観を持つことができる薬のエキスパートの育成を行う学科です。
近畿大学の医療薬学科では、チーム医療の一員として薬剤師が活躍できるように、患者さんに直接服薬指導を行うだけでなく、栄養管理や感染制御などの必要な能力を身につける養成を行う学科です。

そのため近畿大学の医療薬学科では付属病院や堺病院そして奈良病院と連携をしています。
この連携のおかげで長期間の実務実習等を通じることができ、臨床現場で発生することが考えられるいろんな問題に的確に対処するだけでなく解決する能力を身に付けることができる学科です。

医療薬学科の特色

近畿大学薬学部の医療薬学科の特色としては、医療薬学を中心に教育専門部門を設置しています。
この部門の設置のおかげで臨床の場所に直接携わる薬剤師の育成や必要な専門科目だけでなく基礎科目を対応することができる学科です。

医学部の3つの病院と連携した実務実習部門があります。
薬剤師として働くには実務実習この経験を研鑽する必要があります。
そのため近畿大学の薬学部医療薬学科では実務実習を実際の現場となる病院で勉強することができる学科です。
この実務実習を行うことで実践力を磨くことができます。

この医療薬学科を卒業することで、薬剤師国家試験の受験資格以外に所定の単位取得で取得できる資格として中学校と高等学校の教諭1種の理科の資格が取得できる学科です。

国家試験について

近畿大学の薬学部医療薬学科では、卒業するときに薬剤師国家試験の受験資格を取得することができます。
第100回薬剤師国家試験では近畿大学の薬学部医療薬学科では、189名は受験をして157名が合格しており合格率は83.07%です。
全体の合格率よりも高い合格水準を維持している大学になります。

こちらの大学では、早くから国家試験対策を行うことで基礎的な知識と臨床の経験を結びつけることができる総合的な実力のある学生を養っています。
また、きめ細かい指導とサポート体制を行うことで、 個々の学生の学習進捗状況を把握し必要な学習方法を助言を行うとともに模擬試験を行い合格まできめ細かくサポートしていく学科です。

東邦大学

大学について

東邦大学は1925年に設置された私立大学です。
総合大学ですが自然科学や生命科学系の大学となり、女子学生の割合が高い大学です。
また、全学生の75%が勉強する習志野キャンパスには、大学の付属病院やクリニックがあり、これらの設備や施設を生かすために医学、看護学や薬学の教育が行われている大学です。

東邦大学薬学部は、6年制薬学教育を行っており薬の専門家として活躍できる人材を育成しています。
授業はクラス単位で行われており薬学部には現在1460名の学生が在籍しています。
男女比率では6割以上を女子が占めており、多くの女性が薬剤師を目指すために薬学部で勉強している大学です。

東邦大学薬学部の教育カリキュラムについては年次ごとにカリキュラムが計画されています。
1年次では教養科目以外にも基礎的な薬学の勉強が含まれたカリキュラムです。
2年次になると基礎的な勉強に加えて応用的な勉強が増えていきバランスよく学ぶカリキュラムです。

3年次になると教養科目よりも医療薬学を勉強することになります。
そのため医療薬学の基礎と応用分野を学ぶカリキュラムです。
4年次のカリキュラムでは医療薬学を中心に勉強しますが卒業研究を始める年次にもなり薬剤師国家試験に必要な勉強が中心となります。
また、4年次に実施される共用試験に合格しなければ5年次に行う病院実習や薬局実習をを得ることができないです。

5年次のカリキュラムでは、共通試験に合格した後行う実務実習を中心に行うカリキュラムです。
6年次のカリキュラムでは、卒業研究や臨床薬学を中心に勉強しますが、薬剤師国家試験の受験勉強も同時に行うことになります。
また、6年次で卒業し就職する場合と博士課程に進学する選択が行われます。

東邦大学薬学部の入試に関しては、2015年の合格者数は全体で548人となっており倍率は3.8倍です。
一般入試による合格者数が圧倒的に多いのですが倍率は4.4倍と平均を上回っています。
また、大学には卒業留年率を表す数字がありますが、東邦大学薬学部に関してこの卒業留年率が近年増加している傾向にあります。
それだけ日々の勉強は難しい内容だと考えることができる大学です。

国家試験について

東邦大学薬学部の第100回薬剤師国家試験については受験者数が299人で合格者数が249人となっており合格率は83.28%です。
平均合格率よりも高い合格率となっております。
私立大学の中でも合格率は上位となっており薬剤師国家試験に合格しやすい大学です。

東邦大学は、私立の大学になり偏差値は56ですが薬剤師国家試験の合格率が高く、私立大学の中でも合格しやすい大学に該当します。
また、私立大学の中には、入学当初薬剤師国家試験に合格できる人を合格させる傾向があります。
そのため留年をせずに進級することで早く薬剤師国家試験の合格を得ることができるといえます。

名城大学

大学について

名城大学は愛知県名古屋市天白区にある私立大学で1926年に創立された大学です。
名城大学は、中部圏の最大の総合大学となり飛び級を実施している大学で、8学部22学科11研究科の構成となっており、平成28年には外国語学部が開設される予定です。

名城大学には薬剤師の養成を教育目標としている薬学部なります。
薬学教育改革により平成18年度から6年制になり、今後は調剤業務だけでなく医師や看護師を中心とする医療チームの中でも有効で安全である薬物治療に貢献する薬剤師を養成しています。

名城大学の薬学部では充実している臨床医学教育を推進しており医療施設との連携を行い臨床実務実習を行う学部です。
また、海外学術交流を活発に行い精神的な臨床薬学教育の導入や研究面での交流を通する国際感覚を育むことも行う学部です。

平成18年に行われた薬学教育の6年制化により2学科を統一し現在は薬学科となっています。
大学院薬学研究科の修士課程が廃止されて4年生の薬学専攻博士課程に変更されています。
また、総合大学のメリットを生かして大学院総合学術研究修士課程や博士後期課程そして法務研究科に進学することが可能です。

名城大学では4年次終了時点で共用試験が実施されこの試験に通過した人が実務実習教育を受けることになります。
その後、薬剤師国家試験の受験資格を取得することで、薬剤師国家試験に受験することができます。
この薬学部のカリキュラムにより6年間の薬学教育を履修したことで卒業した学生には薬剤師国家試験の受験資格が与えられるカリキュラムです。
このカリキュラムの特徴としては、薬物治療に貢献することができる判断力と実践力を備えた薬剤師の要請を目指しています。

名城大学の薬学部の入試に関する倍率は平均2.8倍となっております。
合格者が800人を超えることになりますが、最終的な入学者は2015年で285人です。

国家試験について

名城大学の薬学部で勉強をした学生が、受験した薬剤師国家試験ですが、前回の試験では277人は受験しており合格した人が233人と合格率が84.12%となっており平均合格率より高い合格率です。

この高い合格率を誇るのは長い期間行う実務実習教育にあります。
通常の期間よりも長い期間勉強することで必要な知識を身に付けるメリットがあるからです。
名城大学をはじめとする多くの大学は実務実習教育を長く行うことで高い合格率を得ることに成功しています。
その結果現役の大学生は合格する割合が高い結果にあります。

名城大学は、私立の大学になりますが、薬剤師国家試験の合格率に関しては非常に高い合格率を維持している大学です。
そのため、国公立大学の入試に関する難易度が低くても薬剤師国家試験の合格を目指すことができる大学になります。

明治薬科大学

特徴

明治薬科大学は、1949年に設置された大学で現在薬学部の薬学科6年制と生命創薬科学科4年制に分かれております。

生命創薬科学科は、研究職を目指して薬学を勉強するため大学院やいろんな期間と連携を図って主に研究体験が積めるカリキュラムを導入しており、大学院進学を視野にしています。
そのため1学年60人の少数精鋭教育を行っており、医薬品の研究開発に貢献できる人材を育成している学科です。

こちらの学科では2017年度入学生までは、一定の条件を満たすことで薬剤師国家試験の受験資格を取得することができますが、2018年度以降の入学生の場合にはこの経過措置が適用されないので、受験資格を食することができないです。

明治薬科大学の薬学科は薬剤師を養成するために教育する学科で、1番の目的となっているのが充実している臨床実習を経験することで、薬物治療のサポートができる薬剤師を育成することになります。
そのため薬剤師の資格を取得するために必要な勉強をこの6年の中で取得することができるカリキュラムです。

薬学科を卒業すると得られる受験資格が薬剤師国家試験と必要な単位を修得した場合には臨床検査技師国家試験の受験資格が得られるカリキュラムです。
その他にも卒業すると得られる資格や取得可能な資格が複数あり多くの資格を取得することで就職に有利になります。

薬学科で薬剤師国家試験の受験資格を得るための学習カリキュラムでは、1年目から教養科目以外にも薬学の基礎科目を勉強することになります。
1年から2年次10のカリキュラムのテーマが病気と薬を学ぶです。
3年から4年次前期までは医療と薬の科学を学ぶことと研究室や個別指導を行い共通試験を目指す勉強を行います。
4年次後期には実習前教育で共通試験を実施し、翌年から行う臨床科目の実務能力の習得度を評価することになります。

5年次前期までは、病院や薬局で5ヶ月の実習を行い国家試験受験資格に必須な経験を積む学習です。
5年次後期からは7コースの研修カリキュラムを6ヶ月行うことになります。
このカリキュラムを行うことで国家試験の受験資格に必要な実習期間より長い期間行うことで実践的な能力を身に付けることができます。
6年次は実習に基づく総合教育を行うことで国家試験に備える勉強です。

明治薬科大学の入試に関しては薬学科は、一般入試や公募推薦の募集を行っています。

ちなみに公募推薦とは…

国公私立大学・短大の大部分の学校で実施している、最も一般的な推薦入試。全国どこの高校からでも応募でき、受験者数が最も多い。
URL:公募・AO入試|志望理由の書き方|進路ナビ

公募推薦に比べ圧倒的に多いのが一般入試に合格して入学する学生です。
現役合格者とそれ以外の合格者の割合はあまり差がなく入試方法の選択により合格者数の数が大きく異なる傾向にあります。

国家資格受験について

明治薬科大学の薬学科では、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。
明治薬科大学を卒業し受験した薬剤師国家試験の合格率は2015年度で363人が受験しており、合格者数が311人で合格率85.67%です。
全国平均よりもはるかに高い合格率となっており、新卒の学生の合格率が高い結果となっています。

この結果の特徴としては新制度導入してからの合格率が非常に高いということです。
そのため新卒で合格する人の割合が多く有利な傾向にあります。
また、合格者数が311名とこ合格率の高い大学よりも合格者数が多い特徴があります。

金沢大学

大学の特徴

金沢大学は1949年に設置された旧六医科大学1つとなっており、日本海側を代表する大学です。
今では3学域16学類5研究科を設置しています。

金沢大学は1969年に新制大学として誕生しましたが、その歴史は大変古く大学創立は1862年で本部所在地は金沢市角間町にあり、学部のキャンパスは金沢市にあります。
2008年から組織編成を行い現在の構成になっており、薬剤師の国家試験に受験できる薬学は、医薬保険学域の薬学類の6年制に入学です。

金沢大学の入試では、薬学類・創薬科薬学類を受験することになり昨年度の受験者数は全入試で191人で合格者数が78人です。
この入試試験に合格することで薬学の勉強をスタートさせることができます。

教育課程について

金沢大学の薬剤師に関係する勉強では、入学試験を行い75名前後が勉強をスタートさせて3年と半年経過するまで共通教育科目や専門基礎および専門科目を勉強します。
この時点までは薬剤師の試験を受けるための学部に進級できるかはわからない状態です。
大学に入学後3年後期になると本人の希望や成績等により薬学類または創薬科学類に別れることになります。

創薬科学類に進むと創薬科学類の専門科目を勉強し4年で卒業するか大学院に進学するか岐路にたち選択することになります。
大学院に進学した場合には博士課程を経て就職しますが薬剤師の国家試験の受験資格を得ることができないです。

薬学類を選択した場合には教養試験の後、薬剤師のための実務実習や課題研究を勉強することになる教育課程です。
その後6年の時に薬剤師国家試験の受験資格を取得し薬剤師の国家試験に合格し就職するか、進学をし大学院で博士課程を勉強するか選択します。
薬学類では薬学類専門科目を勉強し薬剤師のための勉強を中心に行うことになるので、必然的に薬剤師国家試験を受験することになります。
また、創薬科学類では大学院に進学する割合が95%と高い割合を占めていますが薬学類の場合には反対に就職する割合は91%となっており高い割合です。

国家試験について

金沢大学の薬学類に進学した場合には薬剤師国家試験を受験することになります。
金沢大学での薬剤師国家試験の合格率は、平成26年度は、35人受験しており合格者数は33人と合格率94.3%となっており高い合格率を維持しています。
ここ3年間の平均合格率でも96.2%とほぼ全員が合格するほどの高い合格率です。

金沢大学の薬学類の卒業生や大学院の卒業生の多くが病院関係に薬剤師として就職している実績があります。
反対に創薬科学専攻をしている大学院の卒業生の多くが製薬企業に就職しています。
そのため将来どのような企業に就職するために薬学類か創薬科学類の選択を行うか考えることが必要です。

広島大学

大学について

広島県東広島市にある国立大学の広島大学は、1949年に新制大学として設置された大学で2004年4月の国立大学法人化を経て、現在では11の学部と11の研究科を持つ大学院大学です。
広島大学は広大と西日本で利用されている呼称になります。

広島大学薬学部は、2006年に薬学教育の6年制移行によって、医学部総合薬学学科を独立改組して薬学部を設置し、そして現在6年制の薬学科と4年生の薬科学科となります。
薬剤師国家試験の受験資格が改定され6年制課程になると広島大学も平成18年から6年制課程に移行しています。

広島大学薬学部の入学志願については薬学科では入学定員は38人で毎年38人から39人が入学しており、薬科学科では入学定員が22人で毎年22人から23人は入学している学部です。

学科について

広島大学薬学部の薬学科は、6年制課程となっております。

薬学科の教育プログラムでは、入学当初の1年間は教養教育課程を履修し2年次になると薬学に関する基礎勉強が始まります。
4年次になると教育実習で必要となる技能や知識があるか確認するために、全国統一となっている資格試験を受験し合格することで、その後病院や薬局で5ヶ月間の薬学実務実習の履修です。

また、それ以降は臨床薬学専門科目を勉強することになり、薬学科を卒業すると薬剤師国家試験受験資格が取得できます。
卒業生の中にはより高度な知識や技能を身に付けるため大学院医歯薬保険学研究科の博士課程に進学して博士号を取得する道があります。
また臨床検査技師国家試験の受験資格を取得できるのが薬学科の特徴です。

薬科学科は4年制課程となっており、平成29年までに入学した場合で所定の要件を満たしているときに限り薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。
そのため本来薬科学科は薬剤師免許の取得を目的としていない学科になります。
この学科では薬剤師国家試験の受験資格に必要な要件を満たす必要があります。
尚、この学科を卒業することで取得できるのが臨床検査技師国家試験の受験資格を高等学校教諭1種免許(理科)です。

国家試験について

広島大学の薬学部で勉強した学生が受検する薬剤師国家試験は、第97回から薬学部6年制課程の新国家試験がスタートしています。
広島大学の6年制卒業者は50人が受験しており44人の合格です。
現在旧4年制卒業者の受験も可能となっており広島大学の卒業生では3人受験しており2人の合格です。
この結果広島大学の合格率は前回の試験で53人受験しており46人合格しています。

合格率は86.79%となっており全体の合格率63.17%よりも高い合格率です。
こちらの大学は国立の中でも薬学部の研究設置については遅い大学です。
そのため研究過程となる博士号や修士号を取得する研究希望ではなく薬剤師を希望するならば合格率の高い広島大学は魅力ある大学になります。