特殊用途薬と種類

薬の中には特殊用途薬というのがあります。
基本的に医療機関で医師の判断によって処方される薬の一つで、前回のページで少しだけ触れています。

特殊用途薬について

この特殊用途薬ですが、簡単に説明すると”一歩先の薬”ということです。
この説明では具体的な内容がわからないと思うので説明していきますが、例えば風邪を引いたとして、その症状はそれぞれ患者によって違ってきます。

年齢の面もありますし、性別の面もありますし、その人の特徴や病気体質の身体、健康体などの違いによって判断していくことが必要なのです。
その場合、風邪であっても重篤な症状が出ていることがあるので、そういったときに医師の判断によって処方されるものが特殊用途薬なのです。

特殊用途薬という名前から判断できると思いますが、これは特殊な状況で薬を要する場合に処方される薬のことで、その種類も様々なものがあります。
医師の判断によって、普通の処方薬では効果が見られないもしくは、効果が薄いを判断された場合に、それらを助ける薬として提供していくのが特殊用途薬なのです。

世間一般で言われている特殊用途薬には抗生物質や抗菌薬、抗結核薬、抗がん剤などがあります。
これらは特殊用途薬なので、医師の判断によって処方されるものとなります。

実際に薬というものは組合わせによって数えきれないほどの種類があり、その中からその人にぴったり合うものを探していくことは難しいです。
また、症状が悪化している場合に即効性や効果の高いものを使用することがひつようになり、そういった場合にこの特殊用途薬が使用されるのです。

特殊用途薬の種類

では、実際にどういったものが特殊用途薬としてあるのかというと、先ほども述べた抗生物質が一般的です。

抗生物質は体内でアオカビなどの微生物を作り出し、他の微生物の増殖を抑える効果を持っているもの総称です。
抗生物質を投与することによって身体の中にある悪性の微生物を抑えることもでき、治療に大きな効果をもたらします。

ほかには菌の繁殖を抑える抗菌材や、結核禁を殺菌する能力のある抗結核薬なども特殊用途薬として知られています。
これらは医師の判断で薬の提供が決定されるので、一般の方は医師に任せるのが一番安全です。

さらには抗がん剤などもこの特殊用途薬などに含まれています。
効果が強いため、医師の判断によってのみ処方することができる薬となっており、自己判断で使用することはできません。

特殊用途薬は医師や薬剤師の判断を聞きながら使用していくことが出来るので、必要と判断される場合には事前に医師から話があるので、それに耳を傾けて利用するようにしましょう。
内服薬や外用薬に問わず、医師が必要と判断した場合には使う必要があるので、その時はしっかり用法用量を守ることが大切です。