薬剤師にとって成功のキャリアとは その二

医療業界は人手不足

薬剤師は転職に困るということが少ない職種の一つです。
医療業界は人手不足であり、薬剤師という資格は国家資格として
取得した人のみが所有する資格です。
ですので、転職したいと思ったとき、女性で結婚や出産を機に一度第一線を退いて
再就職したいと思ったときにその就職先に困るということはあまりありません。

ですから、仕事を選ぶことができる立場にありますので、就職や転職の際には、自分にとって
何が大切かということを貫いた就職活動をすることが成功のキャリアへの第一歩となるのです。

例えば、給与面で妥協したくないという人もいてもいいかと思います。
お金なんてと思う方もいるかもしれませんが、
やはり給料がたくさんもらえるということはそれだけ責任や職務も大きいということなのです。
強いては、その人の業務の与える影響というのが社会的に大きいということを
意味することにもなりますので、自然と自分のやりがいへとつながっていくのです。
主観的にも客観的にも納得できる就職といえるのではないかと思うのです。

もちろん、賃金が全てではありませんがただ、自分のキャリアを指し図るための
一つのものさしとして使うという風に考えるということもできるということです。
また、キャリアについて先輩の話を聞くというのは非常に参考になります。
もし、自分の現在通っている薬学部の先輩で自分が興味がある分野に
実際就職した人がいるのなら、是非とも訪問して話を聞いてみてほしいと思います。
大学の就職活動の方法でリクルーターという言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。

職業理解

これは、企業に就職したその大学の卒業生が、
自分の大学の学生に直接会って話をして採用に結びつけるというものです。
それを積極的に自ら卒業生に働きかけることによって、職業理解を深め、
情報を得ることによって、内定を勝ち取るということを目標にするということです。
卒業生というのは、自分の母校に何かしら縁を感じているもので、
自分の出身校の学生が入ってきてくれたら嬉しい人が多いのです。
学閥というのはもはやなくなっているような気もしますが、社会に出て働いていて
同じ学校出身だったと知ると、急に親近感が沸いたり、やさしく接してくれたりするものなのです。

後輩はなぜだかかわいく感じてしまいますし、やはりなんだかんだといって
現場で働いている人の話や意見を聞くのがその業界を知る上では一番てっとり早いのですよね。
最近では学内に就職相談窓口や、キャリアセンターなるものがあり、卒業生の就職先を
一覧で見ることができたり、紹介をしてもらえるという学校もあるという話を聞きます。

特に私立大学のキャリアセンターは非常に進んでいて、活用しない手はないと思います。
学校の就職担当の先生に相談して少しでも疑問点を解決した上で
就職活動にはげむということが効率的な就職活動へとつながるかと思います。
学校としても自分の学校の卒業生の就職先というのは
そのまま学校の評判にもつながるところですから、熱心に助けてくれると思いますよ。