広島大学

大学について

広島県東広島市にある国立大学の広島大学は、1949年に新制大学として設置された大学で2004年4月の国立大学法人化を経て、現在では11の学部と11の研究科を持つ大学院大学です。
広島大学は広大と西日本で利用されている呼称になります。

広島大学薬学部は、2006年に薬学教育の6年制移行によって、医学部総合薬学学科を独立改組して薬学部を設置し、そして現在6年制の薬学科と4年生の薬科学科となります。
薬剤師国家試験の受験資格が改定され6年制課程になると広島大学も平成18年から6年制課程に移行しています。

広島大学薬学部の入学志願については薬学科では入学定員は38人で毎年38人から39人が入学しており、薬科学科では入学定員が22人で毎年22人から23人は入学している学部です。

学科について

広島大学薬学部の薬学科は、6年制課程となっております。

薬学科の教育プログラムでは、入学当初の1年間は教養教育課程を履修し2年次になると薬学に関する基礎勉強が始まります。
4年次になると教育実習で必要となる技能や知識があるか確認するために、全国統一となっている資格試験を受験し合格することで、その後病院や薬局で5ヶ月間の薬学実務実習の履修です。

また、それ以降は臨床薬学専門科目を勉強することになり、薬学科を卒業すると薬剤師国家試験受験資格が取得できます。
卒業生の中にはより高度な知識や技能を身に付けるため大学院医歯薬保険学研究科の博士課程に進学して博士号を取得する道があります。
また臨床検査技師国家試験の受験資格を取得できるのが薬学科の特徴です。

薬科学科は4年制課程となっており、平成29年までに入学した場合で所定の要件を満たしているときに限り薬剤師国家試験の受験資格を得ることができます。
そのため本来薬科学科は薬剤師免許の取得を目的としていない学科になります。
この学科では薬剤師国家試験の受験資格に必要な要件を満たす必要があります。
尚、この学科を卒業することで取得できるのが臨床検査技師国家試験の受験資格を高等学校教諭1種免許(理科)です。

国家試験について

広島大学の薬学部で勉強した学生が受検する薬剤師国家試験は、第97回から薬学部6年制課程の新国家試験がスタートしています。
広島大学の6年制卒業者は50人が受験しており44人の合格です。
現在旧4年制卒業者の受験も可能となっており広島大学の卒業生では3人受験しており2人の合格です。
この結果広島大学の合格率は前回の試験で53人受験しており46人合格しています。

合格率は86.79%となっており全体の合格率63.17%よりも高い合格率です。
こちらの大学は国立の中でも薬学部の研究設置については遅い大学です。
そのため研究過程となる博士号や修士号を取得する研究希望ではなく薬剤師を希望するならば合格率の高い広島大学は魅力ある大学になります。